●(A44) 菩提樹 ぼだいじゅ 〇いずみのほとりえだをのべて

 表題:菩提樹
 読み:ぼだいじゅ

 収録:(A)最新唱歌教科書 伴奏附 若狭萬次郎編 交響社 1928(S.3).4.13=初 ◎Copy=(K69)

 記譜:単声(伴奏付き) ホ長調 3/4

 インチピット:ソ|ソミミミ|ミドド|レミファミレ|ミソ

 曲:シューベルト,フランツ(Schubert, Franz)(1797-1828)[オーストリア]
 原曲:「冬の旅」〜菩提樹(Der Lindenbaum)
 詞:犬童球渓

 ※「歳暮」(218)と同曲、別歌詞


[詞] ※最新唱歌教科書より

1.泉のほとり枝を伸べて 茂る菩提樹幾代(いくよ)經たる
  何を語るか彫りし文字は 「來りて憩へ幸福(さち)の蔭に 幸福のかげに」

2.憂ひ悩みを胸に抱き 暗(やみ)をたどりて訪ね來れば
  風にそよぎて枝は語る 「來りて憩へ幸福(さち)の蔭に 幸福のかげに」

3.希望(のぞみ)を胸に歸る家路 遠く隔てゝ顧(あふぎ)みれば
  なほも梢に聲は殘る 「來りて憩へ幸福(さち)の蔭に 幸福のかげに」


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